斜め上の喫茶店

そもそも今日生きていることがアートそのものなのだから、自分の好きなようにアートしたら良いのだ。

否定的に反応する人と否定的に反応する人に反応する人

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さぁさぁ、どうやら目の前の人の嫌なところは自分の心の鏡っぽいぞってことが分かってきて、えー何それー、マジでー?うっそーん、嫌やわぁー、あっはっはっは!そこまで見せるか!見せてくれてありがとー、そっかー、そういうところもあるかー!とニヤニヤが止まらないバンミ子です、こんにちは♪

 

さて、タイトルの通り、今日は『否定的に反応する人と否定的に反応する人に反応する人』について書いてみたいと思いますよ。

 

例えば、こんな感じ。

 

同僚1「ほんっとあの子は注意されたり間違いを指摘されるとすぐムッとしたり、あーだこーだ言い訳ばっかりグダグダ並べて全く人の言うこと聞かないよね。すっごい面倒臭いわー」

 

同僚2「そうなんだよねー。何か注意されるとまるで全人格否定されたみたいな勢いで否定的に受け取って全く聞く耳持たないよね。あの子のせいで会社行きたくなくなるわー」

 

まぁ、どこにでもある愚痴ですね。

あります、あります。

いますよね、そういう人。どっちの方も。

 

『あの子』は否定的に反応する人。

そして、その『あの子』の否定的な反応に反応しているのは同僚1と同僚2です。

 

さぁ、問題が見えますか?

 

え?同僚1と同僚2のどこが問題って?

 

まず、『あの子』はきっと個人的に心の問題を抱えているでしょう。

それは確かでしょう。おそらく自尊心がとっても低い。だから、ちょっとでも否定されると自己を保っていられない程の恐怖心を持っているのかもしれない。だから否定を受け入れることができない。人の意見を受け入れるということは自己を失うことだからっていう思い込みがあるかもしれません。これは自分では気がついていないかもしれないけれども、自分に自信のない子であるということは確かでしょうね。

 

で、そういう『あの子』の個人的事情による心の弱さは『あの子』の問題であり、それによって人間関係やキャリアに影響を及ぼすかもしれないことへの対応も『あの子』の課題ですね。

 

さぁ、ここでもアドラー心理学の課題の分離の登場ですよ。

 

で、ここで同僚1と同僚2の反応について考えてみましょう。

 

『あの子』の否定的な反応に対して、同じく否定的に反応してしまっているのは分かるでしょうか。

 

つまりね、鏡なんですよ。鏡!

 

もうこうなるとね、『あの子』が先か同僚1・2が先か、みたいなくらい同じ土俵にいて同じ反応をしているわけです。

 

そんなバカな!!と同僚1と同僚2は思うかもしれません。

 

が、しかし、同じですよ。笑

 

『あの子』の課題は心の弱さを克服すること。

同僚1と同僚2の課題は、どうして『あの子』の態度に反応的になってしまっているか、を内省して自分が知らなかった自分の心の弱さを知ることです。

 

鏡の法則。

 

相手は、そう、どんな相手であっても、目の前に現れたその相手は自分に自分の中の何かを見せてくれるために現れているのです。

 

感情はそのためのバロメーターですよ。

 

イライラ、ムカムカ、悲しい、辛い、ネガティブな感情が出てきた時は学びのチャンス到来です。

 

目の前の相手は、自分に自分の中の何を見せようとしているのか。

エゴかもしれない、傲りかもしれない、自分が絶対に正しいと思い込んでいる自分がいるよ!って教えてくれているのかもしれない。

 

相手を変えるんじゃないんですよね。

いつだって自分の中に解決策があるんです。

 

自分の反応を変えることです。

 

否定的に反応する人に否定的に反応していては、また同じ状況が延々と続くでしょう。

時を変え、場所を変え、人を変えても同じことの繰り返しです。

そう、自分が気づいて学ぶまで、延々と。

 

じゃぁ、同僚1と同僚2はどうしたらいいか。

まずは、『あの子』の気分や態度に反応するのをヤメる。

あくまで『あの子』とは、仕事の依頼、仕事の注意、仕事の成果、つまり仕事に関わることだけにフォーカスする。

間違っていることは、遠慮なく注意してもいいでしょう。感情抜きで。

あくまで『あの子』の仕事のミスについて注意するのであって、『あの子』そのもの自体に好き嫌いの感情を挟まないということです。

そう、個人的なことには関心を向けなければいいのです。

 

仕事の態度が悪くて結果的にクビになっても、キャリアに影響を及ぼしても、または嫌になって自分から仕事を辞めても、それはあくまで『あの子』の課題であって、同僚1と同僚2の課題ではありません。

 

なので、個人的な問題には一切関心を持たないことです。

『あの子』に関する愚痴をこぼさないことです。

きっちりと境界線を引くということですね。

 

それで、結果的に『あの子』の態度が変わるかもしれないし、変わらないかもしれないけど、それはやっぱり『あの子』の課題であるわけなので、同僚1と同僚2はそれに関してヤキモキする必要はないのです。

 

同僚1と同僚2がすべき事は、自分の心の中をしっかり見るという事、それだけです。

どうして『あの子』の態度がそんなに気になるのか、どうしてそこに執着しているのか?ということを自分に問うのです。きっと何か見えてくることがあるでしょう。

 

否定的に反応する人と否定的に反応する人に反応する人、そして更にそれに反応する人、みたいな。どこまで行ってもエンドレス。エンドレス否定サークル(輪)ですよ。

 

まずは自分がそのサークル(輪)から抜けましょう。

抜けて、少し上から俯瞰的に眺めて見たら、また違った景色が見えるかもしれません。

 

人間関係の悩みというのは結局のところ、自分の心のワダカマリを見せてくれているということが言えるかもしれません。

 

だから、自分の心のワダカマリを解消して反応が変われば見えてる目の前の世界も変わる、ということ。

 

アートですね〜。

 

人生はアートそのものです。

 

今日もアートな一日をお過ごしください♪

 

バンミ子

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